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2021年11月16日に、地方創生事業の一環として福島県磐梯町と東京、大阪を結び関係人口の創出を図る「蕎麦打ち体験」オンラインイベントを開催いたしました。
弊社が手がける地方創生事業の中に「関係人口の創出」があります。
「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指します。
今回のイベントは、福島県磐梯町で事業を展開する事業主と、東京と大阪の若者が交流して「関係人口の創出」をすることで、磐梯町の食産業を多くの方に認知する機会を増やし、産業の発展と、販路拡大につながる機会を創出することを目的としています。
実施概要
開催日:2021年11月16日
会場名:会津磐梯Living AnywhereCommons
スペシャルゲスト:
「磐梯更科そば そばさだ」吉田貞男様、鈴木貞男様
「磐梯酒造」桑原大様
スケジュール:
・蕎麦打ち名人による蕎麦打ち披露
・蕎麦打ち体験
・鈴木さだお様による「そば口上」
・桑原様による「磐梯酒造」の紹介
・茹でたての新蕎麦をみんなで食べよう!!
・トークセッション
※本イベントは、政府および新型コロナウイルス感染拡大予防のガイドラインに基づき、イベント開催時の必要な感染防止策を高じた上で開催しました。
そば打ち体験とそば口上
「磐梯更科そば そばさだ」の蕎麦は、香りと甘みが特徴の福島県オリジナル品種「会津のかおり」を使っており、磐梯町の名水と蕎麦打ち名人の手によって作られています。
今回は名人の指導の下、東京と大阪から磐梯町に来られていた参加者に蕎麦打ちを体験いただきました。
今回、蕎麦切りの体験を通して、参加者との交流を深めました。
蕎麦打ち体験は、「緊張しながらも丁寧に教えていただけたので上手にできた。」と感想を述べていました。
蕎麦打ちとあわせて、鈴木貞男様(以下「鈴木氏」)による「そば口上」を披露いただきました。
丹精込めて打った蕎麦を是非食べてくださいという想いがこもっている「そば口上」は、磐梯町会場だけでなく、東京、大阪のオンライン会場にも力強さが伝わってきました。
店主の吉田貞男様(以下「吉田氏」)からは、昔は米のとれない地域では蕎⻨を主食としていたことや、会津では「お祝い事」として蕎⻨を食べるという歴史から、「そば打ちは始めたら辞められない魅力がある。体験に来た人がそば打ちを出来るようになって帰っていく顔を見ると嬉しくなる。」という想いを語っていただきました。
オンライン会場でも美味しい蕎麦を
今回、オンライン会場の東京と大阪に磐梯町から新蕎麦と葱、麵つゆ、また磐梯酒造の日本酒を郵送しました。
吉田氏に美味しい蕎麦の茹で方を直伝いただき、実際オンラインで参加した大阪と東京の各会場では「茹でている時からお蕎麦のいい香りがしていて、こんなに美味しい蕎麦は初めてです。」と、参加者も蕎麦の美味しさに舌鼓を打ちました。
福島県の魅力がたくさん詰まった名品の日本酒、蜂蜜、う米めんをご紹介
今回のイベントには福島県の自然の恵みと素材を活かした商品を製造・販売している地元企業様も弊社の理念に賛同いただきご参加いただきました。
創業130年以上の磐梯酒造からは、「磐梯山」と「会津桜」の試飲と出店をいただき、完売御礼となりました。
「5000人分の蔵の酒を作るとき、お客様が飲む1杯、その顔を想像して作るようにしている。」という磐梯酒造五代目蔵元桑原大様からは、生まれ育った磐梯町にしかできないお酒を造りたいという想いと蕎麦と同じように磐梯町の名水によってお酒が美味しくなっているといった磐梯町の魅力を語っていただきました。
磐梯養蜂場は、創業50年の会社で、自然に恵まれた磐梯山の中にあります。
花ごとの味の違いや、雪国で養蜂を行う上での工夫などをお話しいただきました。
実食販売では、磐梯町ならではのソバの実蜂蜜なども持参いただき、参加者の多くがはちみつを購入する姿が見受けられました。
アルファ電子株式会社の樽川千賀子様からは、米とデンプンだけでできたグルテンフリーの「う米めん」(今年3月にリニューアル販売を開始)の誕生までの経緯と、樽川様の事業への熱い想い、そして、う米めんを使ったレシピコンテストの開催のお話をしていただきました。
次は磐梯町へ!魅力が伝わるオンラインイベントになりました。
参加いただいた企業の皆さまからの仕事に対する情熱と磐梯町の魅力をもっと沢山の方に知ってほしいという想いに触れることができ、オンライン会場の参加者からは、以下のような言葉をいただきました。
「地元のため、地域のために商品作りや事業展開をされている皆さまのお話を直接お伺いする機会はほぼなく、とてもいい経験になりました。」
「お蕎麦、想像以上においしかったです。同封のおネギもシャキシャキしてて、店主のこだわりを感じました。」
「磐梯町会場の方、11月なのにとっても寒そうでしたね。」
「自分もそばを打ってみたい!」
「現地の方と同じ酒を飲み、同じものを食べるという体験が新鮮だった!」
「次回は磐梯町で参加したい!」
今回、実績詳細を書いている私もオンライン参加をいたしました。
これまで食べた中で一番と言っても過言ではないほどの美味しい蕎麦と飲みやすく美味しい素敵なお酒に感動しながら、現地の方との交流を通して沢山のことを学びました。
また、現地のリアル感が伝わるのもオンラインイベントの良さと気づかせていただきました。
ご協力いただいた企業の皆さま、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
開催したイベントは弊社のオウンドメディア『UTAGE』にイベントの裏側など含めて掲載予定です。
ぜひそちらもご覧ください。
https://utage.yukari-goen.co.jp/
【ゲストプロフィール】
◾︎磐梯更科そば そばさだ 吉田貞男様
趣味としてそばを打ちはじめ、生そばの通信販売を始めると、その味は瞬く間に評判を呼び、2005年に店をオープン。数々のそばうち大会で受賞歴を持つ名人。
◾︎磐梯酒造株式会社 桑原大様
「磐梯酒造」の5代目当主。1890年の創業以来、雄大な自然と水に恵まれた磐梯山の麓で、地元産の米と伏流水を使い、地元の蔵人による、磐梯山ブランドの酒造りにこだわっている。
https://www.bandaishuzou.com
◾︎株式会社磐梯養蜂場 鈴木友康様
◾︎アルファ電子株式会社 樽川千香子様
https://umaimen.net (レシピコンテストはこちら:https://umaimen.net/pages/campaign01)